ESU22

ESI モバイルオーディオインターフェース ESU22

ESI モバイルオーディオインターフェース ESU22

担当する企画展の関係で「声紋(スペクトログラム)」を展示として扱うことになりまして
要はリアルタイムでマイクから入力された入力をFFT処理してグラフにするわけですが、さすがに展示物としてはオンボードのマイク入力に100均マイクじゃないだろ…ということにして選んだのがこの製品、ちなみにソフトはSoundforge9を手に入れました。たぶん使うのはちょっとですけど(笑)

日本ではほとんどなじみのないESI(EGO SYS Inc)から今年3月に発売されてます。実売価格は12K円ぐらいですからお世辞にも高いオーディオI/Fとは云えません。でも「買ってみたい」と思わせる魅力がたっぷりなんですよ。
その1:スペック…サイコー!この値段で24ビット96KHz製品です。しかも入力はぴったり必要十分量(ファンタムなしのマイク入力(アンバラキャノン)とギター入力(47のHi-Z)とRCAピンのステレオ入力)アウトは47のステレオアウトとヘッドホーンアウト1…一人用にピッタリです。
その2:デザイン…おもしろい形!無意味に見えてちゃんと意味のあるボディ形状が非常にユニークです。福田繁雄さんの作品みたいです。
その3:バンドルソフト…すごい多くて実用的!Cubase4LEはもちろん、アンプシュミレータのプラグイン等エフェクトがてんこ盛りです。しかも上位版にアップグレードできるんだから、なんかお得!って思いますよね。やはりヤマハの商売は上手です。
というわけで早速味見をさせて頂きました。

うーん、ちがう!…キムチチゲだと思ったらサムゲタンだった…みたいな感じ?

クリアーさと分離感はまず合格点です。音色は微妙です(笑)で、上記の感想です。鳴らし込んでいないこともあるかもしれませんがかなりタイトに絞り込まれた印象です。特に低域はこれ以上やったら誰も買わないぞというギリギリだと思います。所が中域がすごく耳障り良く響くんですよ。女性ボーカルいいじゃん。というわけで現段階では「あり」とも「なし」とも言いにくい状況です。

買ってはじめて分かった事が1つあります。それはドライバの入力構成が思ってたのとは違ってました。買う前は4イン2アウトなんて風に紹介しているウェブサイトもありましたからひょっとしたら同時に4入力できるのかな?これは強力!と思いました。でも、USB2.0製品で2496の同時4入力はあり得ないんですよね。(笑)で、実際は「マイク入力(モノ)」か「ギター入力(モノ)」か「ライン入力(ステレオ)」のいずれかを切り替えるだけのドライバでした。しかもヘッドホンのボリュームは固定…正直これはちょっと辛い。

というわけでこれは展示物としてのお役ご免後は倉庫行きかもしれません