旅先で聞いた音２

アムステルダムの科学館NEMOにある展示物です。ここはとてもファンタスティックなハンズオンが並ぶワンダーランドなのですが、ヘッドホンがついているものがやたらと多い。

これもその一つ…ディスプレイはタッチパネルになってます。〜以下操作と表示
操作１：画面の前に腰掛けてヘッドホンを装着します。
操作２：好きなイメージの音楽を選択肢から選びます。例）Upbeat & Conventional（軽快でよく聴く感じ）,Energetic　&　Rhythmic（エネルギッシュでリズミックな感じ）等４パターンの中から選択〜ディスクをセットする画面に変わり音楽がスタートする。
操作３：流れる音楽を聴いて感じたことを画面に表示される選択肢の中から選ぶ（１０尺度）
操作４〜１８：この操作を１５曲分くりかえします。〜最後にこれまでの統計が表示され、その中の自分の選択の位置が表示されます。

という事からも分かるようにこの展示物を支えているのは統計という科学です。「どんな音楽か」は全く関係ありません。「赤、青、黄色…」ぐらいの違い…サンプルを分離するためだけの指標です。つまり実験装置の１部品に過ぎないのです。そのくせ…

その癖ですよ、音がいいんですよ。まずカラッとした音なんですよ。さらさらって感じかな？むしろ。音量はけっこう出てる感じなのに圧迫感が感じられない。音圧感は十分なのに…ですよ。でもって選曲がいい！さらに繋がっていきかたも良いんですよ。機械の分際で（笑）最初は「ふーん、音楽使った実験装置なんだー、機械ごときにそう簡単に本音で協力してなんかあげられませんよー」なんて色眼鏡状態だったのが、３曲目あたりからは「いぇぁ〜」とか言って「Excellent」のボタン押したりしてました。

ちきしょー、すっかりヤラれました。