スタジオ

yammer2006-05-18

建設の段階から立ち会えるなんてなんてステキなことなんでしょう。

これがまずもって一番の感想です。城作りはいわゆる一つの夢の実現、まさに夢が現実になっていく一番おいしいところに居るような気がしました。…なんて浮かれてばかりもいられないので、自分なりに感じた事をメモすることとします。

  1. 最優先課題〜集中できる空間作りの為に

・防音の工夫今のところ一番気になるのがこれですね。部屋自体の防振がかなりしっかりしてるのが入った瞬間からわかるので逆に材料の入っていないところ(窓や換気口)からの音漏れが気になったのだと思います。当然、「穴を塞ぐ」処理はすると思いますが、「エネルギーの処理」という観点で見た場合、あと、一工夫必要だと思いました。防振材は遮音性がメインになりますので吸収できない周波数があったり、音の反射も出てきます。その点、吸音材は音(振動)エネルギーを熱エネルギーに変換する効率の高い物質(構造)の材料ですので、上手に組み合わせることで音が外に漏れず、かつこもらない空間作りが可能になると思います。
 あと、ちょっと先の話になるとは思いますが、アンプやドラムを床に置くスペースにさらに振動伝播を防止する対策があった方がいいと感じました。
こんなことをやっている人がいました。


・響きの工夫
天井が高いし、十分に吸音処理されているのであとは壁だけ(というかその壁が問題)ですかね。昨日のスピーカーの置き方だと、もろに音が反射し合ってる様子が手にとる様にわかりました。昨日は宅のGEQで周波数を変えましたが、パラメでQを広げたり狭めたりしながら周波数を変えてみても変わってくるかなと思いました。いずれにせよ長い辺の壁同士(入り口側と昨日スピーカーを設置した側)の壁面は、凹凸を大きくして定在波の発生を抑えたいところです。
ただし、響きは気温によってかなり変わってきますので、音作りの際は温度計も必要だと思います。


・その他の工夫
菊池スタジオの時もそうでしたが外との連絡用のランプみたいなものがあると便利かなと思いました。(逆に外に対しては「録音中」の表示灯みたいなものあるとスタジオっぽいですよね)
あとはユーティリティースペースの設置ですかね。機材や楽器の置き方、デッドスペースのつぶし方ですね。どんなに広い部屋でもスペースが限られているのは同じ事、「まずは見た目から入る」という部分もありますので、「整理整頓」ができる工夫やアイディアをいろんな所を見て盗んできたいです。

とりとめなくなりそうですので、今日はここまで。