体調が復活しまして

最初に暴れだしたのは私の中の「教員」の部分でした。(笑)すみません。ちょこっとこの文章に付き合ってくれませんか、みなさん。

地区懇談会っていう会合では、先生から学校での子ども達の様子や学校の教育方針などが出されるんですが、その席で小学校の教務さんはこうのたもうた。
「いま、第一の課題は学力向上です」〜フムフム、どこの学校もたいへんだ〜
「そこで、1年生から6年生まで宿題を出し、家庭での学習習慣を身につけさせることを目標にしております。〜はぁ、家庭での学習習慣が身につかないから学力が低いと考えてるんだな。
「で、第二の課題は〜」〜え?それで終わりかよ?学校第一の課題なのに先生は宿題を出すだけで、あとは家庭で勉強させろってこと?

なんとびっくりです。ちょっとちがうんでないかい?

この学校の先生方は自分の授業が商品であるという意識はあるのでしょうか?”児童・生徒の学力を向上せよ”と言われてなぜ「授業の改善」を真っ先に挙げないのでしょうか?内部告発的で大変心苦しいのですが、実に多くの先生が学力低下の原因に「自分」を挙げないような気がしてなりません。自分の授業の力量を上げるために時間と労力と私財を惜しまない教師を私はそう多く知りません。危機感がないというか…

中学校はどうでしょうか?ご出席の校長先生は生徒の様子こそ丁寧に話してくださるのですが、目指している方向についてはっきりと言わない方のようです。「基本的にこれまでと同じで…」という姿勢に見えました。結局、あのときの村上さんと同じ…

「子どもの学力を上げましょう!そのためにまず我々がもっと勉強しましょう。授業を工夫できないかチェックしてみましょう。知恵や実践力を持った人から教わりましょう。子ども達と授業を作って確かめてみましょう。もちろんお家のかたがたにもご協力をおねがいします。1つです。しつけをしっかりお願いします。」…校長先生にはこういって欲しかったです。

学校は勉強するところ、家はしつけるところそれがいつのまにか無責任な大人の勝手で変わってしまいました。先生方は勉強に集中させるために「生活の落ち着き」まで面倒見なきゃならなくなっちゃった。1人でもクラスに「そういう」子がいると…すみません、失礼ですけどホントなんで言います…ほんとうにシンドいんです。時間も労力ももってかれます。テストの採点も殺人的な事務作業です。終わったらビール1杯飲んでバタンキューです。でもそれが毎日午前1時だったりします。でも、そっから30分でも本読むとか、自分の授業ビデオで撮って、メシ食いながら見るとかしなきゃないんですよ。おれら校種と教科で選ばれて教員になってるんだし、すんごい額の給料もらってるんだし…勉強がいやならやめるしかないんですよ。

だからあとはやっぱり「トップの方針」次第なのだと思います。校長先生には自信を持ってこういって欲しいです。「私はこういう学校を作りたくて校長になりました。先生方、地域の方、一致協力して目指しましょう」

長くなってしまいました。強く投げつけると強く反発してくるのは世の常、それは期待の範囲内です。ご意見ご感想等トラックバックでもメールでもよろしくお願いします。ここまでお付き合いいただき、本当にありがとうございました。